連携事業報告

連携事業

PBLモデルプログラム2016

大阪労働協会および本学も加盟する産学連携人材育成機構AICEの主催・協力で、PBL(Project-Based Learning 課題解決型学習)のモデルプログラムを実施しました。2015年度に引き続き、プロジェクトのテーマは「企業プロモーション」。学生が関西の中小企業を取材して記事を作り、魅力を発信しました。
今年度は事前学習や推敲指導に力を入れ、①写真・動画の撮影と編集、②文章・キャッチコピーの作成、③インタビューについて研修を設けたほか、記事をしっかりと推敲させるためのブラッシュアップ研修も取り入れました。

《名称》
学生が企業を紹介します!「企業プロモーション」
《日時》
事前研修:2016年8月10日(水)
企業取材:8月中旬~9月上旬
ブラッシュアップ研修:9月17日(土)
中間プレゼンテーション:9月25日(日)
合同成果報告会:12月18日(日)  
《会場》
大阪府立大学 I-site ほか
《主催・協力》
大阪労働協会・産学連携人材育成機構AICE
大阪府「大学生を活用した中小企業魅力発見・発掘事業」採択
(AICE加盟大学:和歌山大学・兵庫県立大学・追手門学院大学・大阪音楽大学・
大阪工業大学・大阪成蹊大学・関西外国語大学・摂南大学・帝塚山学院大学・
芦屋大学・大手前大学・羽衣国際大学・大阪音楽大学短期大学部)

本学からの参加者は大学1年生が7名。事前研修を受けた後、グループに分かれ、株式会社ウーマンライフ新聞社様、株式会社ティーハウス建築設計事務所様、有限会社ナンクルナイサァーケアネット様を取材させていただきました。学生にとって、社会人の方々に自分でアポイントを取り、長時間お話を伺うという機会はそう多いものではありません。失礼がないか、言いたいことが伝わるか…緊張しながら取材を行いました。

取材後は企業の歴史や事業内容などをまとめ、記事とPR動画を作成していきます。たくさんのお話から情報を取捨選択し、簡潔な文章で正確に伝えることの難しさを感じた学生も多かったようで、時間をかけ、何度も日本語ライティング支援室のスタッフに相談する姿が見られました。
一方、今年度から取り入れた動画の作成では、スマートフォンアプリやPCソフトを積極的に駆使し、楽しみながら作業を進められたようです。「どのような表現がその企業のイメージに合うか」ということを考え、それぞれオリジナリティ溢れるPR動画ができました。

いったん記事と動画を完成させた後は、ブラッシュアップ研修にて、事前学習を担当してくださった先生方から個別にアドバイスをいただきました。何度も推敲を重ねることでより分かりやすく、魅力の伝わる文章や動画になりました。
さらに中間報告では、全員がプレゼンテーションを行いました。学年や専攻の異なる他大学生の前で発表すること、また他大学生の発表を聞くことはとても勉強になったようです。

PBLモデルプログラム 成果報告会の様子

成果報告会では、学生が作成した記事や動画の優秀事例が発表されました。対象は「PRムービー部門」「キャッチコピー部門」「総合PR部門」の3部門。本学の学生1ペアが「キャッチコピー部門」の優秀事例に選ばれました。当日は、選出された学生がスピーチを行いました。
全学生による記事と動画は、産学共同人材育成機構AICEで公開されています。

PBLモデルプログラム 成果報告会 学生スピーチの様子

★参加者の感想

「プレゼンテーションの仕方やコミュニケーションの取り方は、大学生活や将来に生かせそう。 スケジュールを細かく立てて成果物を作成できました。今後はもう少し本を読んだり、人と話したりして、ボキャブラリーを増やすようにしたい。」(大学1年・打楽器)

「今回のプロジェクトを通して、どんな仕事をするにも、チャレンジすることが大切だと思いました。また、努力を続けることが大切だと思いました。」(大学1年・ピアノ)

「自分の将来の選択肢を増やすことができそうだと感じてこのプロジェクトに参加しました。今回教えてくださったことは、これからどのような人生を歩む場合でも役に立つことだと思います。」(大学1年・声楽)