個別相談

先生方へのご案内

当室は学生の自主的な利用に加え、授業等において、先生方と連携して学生の支援にあたることができます。「このような課題を出すのでサポートしてほしい」「授業内で学生にレクチャーをしてほしい」といったご依頼をお受けいたします。お気軽にお声がけください。

また、学生配布用のチラシもございます。ダウンロードしてお使いください。
日本語ライティング支援室紹介(A4サイズ 両面印刷)

学生来室時の個別対応につきましては、利用方法(学生向け)をご覧ください。
当室へのご連絡にはお問い合わせフォームをご利用ください。

授業レポート・論文

以下のようなご相談を想定しております。

①課題を出す前

課題の内容や評価方法に関するご相談
出張レクチャーに関するご相談
教材、サンプル資料等の作成

《ご注意》

教材やサンプル資料はご依頼ごとに新たに作成することになります。打ち合わせから2週間ほど時間をいただくことをご容赦ください。
『writing note』(黄色の冊子)および『writing a music bibliography』(グレーの冊子)は常時配布しております。必要とする学生がおりましたら、当室に足を運ぶようお伝えください。教室まで運んでほしい等のご要望もお気軽にお声がけください。

②課題の提示~提出まで

学生の個別相談対応のご依頼
当室の案内チラシの配布等、教室でのPRに関するご依頼

《ご注意》

授業内で学生に当室の利用を促された場合、当室にもその旨をお伝えいただけますと幸いです。課題の趣旨に合わせて学生対応をいたします。特に論文や、受講人数が20名以上の授業の場合は、事前に把握させていただけますと幸いです。
2000字以上のレポートや論文といった長文課題の場合や、来室が予想される学生について特記事項がある場合は、授業内で指導されている内容もお伝えいただけますと、大変ありがたく存じます。

③課題回収~返却後

問題の多い提出物に関するご相談

《ご注意》

課題返却後の個別指導は、教員の側が必要性を強く感じていても、学生の側の意欲が薄いケースが多くみられます。さまざまな事例がございますが、課題返却後に比べ、上記①②の段階で支援を行うほうが、効果が高い可能性があります。

冊子物・チラシ等

演奏会のプログラム冊子やチラシ等を学生が作るにあたり、作成の手順やテキストチェックの方法、デザイン等のアドバイスをすることができます。現在も個々の学生が自主的に相談来室しており、各門下や専攻内でも作成のノウハウが蓄積されていることと思われますが、連携のご要望がございましたら何でもお伝えください。

学外に向けた広報文・申請書等

音楽関連企業に向けてアーティストプロフィールを作成する、助成金申請のための書類を作成する、WEB上に演奏会の実施報告を掲載する、お客様に招待状を送付するといった場合において、各専攻と連携して学生支援をしております。専攻の先生方のご指導をふまえた上で、学生が社会に向けて「自分の思いを丁寧に伝える」「きちんとした日本語で発信する」ことのサポートをいたします。

最後に

教職員の皆さまとお話する中で、「支援室に行けば、すぐに良い表現を教えてくれる」と誤解されることが時折ございます。
しかし実際のところ、当室は「こう書くべき」という唯一の正解を学生に提示することはできません。たとえば「正しい句読点の打ち方を教えてください」と請われたとき、一般的な考え方はいくつか説明することができますが、それをどのように適用していくかは、学生自身が現実の文章執筆の中で判断していかなければなりません。
そのために、当室ではまず、学生自身が何を伝えたいかを問いかけるようにしております。「あなたの文章はこんなふうに読めるのだけど、それはあなたの意図と合っていますか?」という問いかけも頻繁におこないます。「誰に読んでもらうイメージで書いていますか?」「あなた自身はこの文章で何を伝えたいですか?」「課題をどんなふうに理解している?」「そういう意図なら、ここを書き換えたらどうかな?」。問いと対話を通じ、本人が考えを整理していく中で、さまざまな表現や文章構成をアドバイスしていきます。当室を利用することで、学生は読み手を意識してことばを選ぶ経験や、わかりやすい構成を思案する経験、粘り強く推敲し続ける経験、手順を踏んで公的な文書を仕上げる経験などを積むことができます。
学生や先生方とともに、当室も一歩ずつ歩んでいきたいと考えております。1年次から4年次まで、さまざまな機会にくりかえし当室の利用を促していただけるようお願い申し上げます。